ここ数年、新しい家具を生み出しても、すぐにお蔵入りとなっていました。

なかなか、この世の中に自信をもって提案できるモノってできないものです。

今年の春以降、売り上げが急激に減少する中、なぜ、そうなってしまうのか

悩み、考える日々が続いています。


やっと一つの答えが現れてきました。

それは、『問い』ということです。

はてな


わたしたち、商売をする人間は、常に「売り上げ」と「利益」を求められます。

だからこそ、毎日、毎日、昨日は売れたのか?今日は売れるのか?

今月はどうだったのか?来月は? そしてこの一年は?と、、、

ある意味、数字に縛られて生きています。


だからこそ、売り上げを優先した、「今、売れている」ものを模倣して

売り上げを作ろうとしますし、そして、その結果、よくわからない商品企画や

経営に陥ってしまいます。


そんな、こんなを繰り返しながら、この厳しい局面にきて、やっと出てきた

言葉が、「おまえはどんな『問い』を立てるのか?」ということでした。


『問い』とはある意味、一つの『土俵』と言い換えることができるかも

しれません。

覚悟を決めて、一つの『土俵』をつくりあげることで、そこから様々な

問いかけが生まれて、商品企画に繋がっていく。


そこで、自分自身を振り返ってみて、何をその『土俵』にすればよいのか?

ということは、『発明』という言葉でした。

今、自分の居る、「ここ」、それは「家具・木工」の世界で『発明』する!

ということ。


今までにお客さまが見たこともないようなもの、こんな使い方があったんだ!

というもの、そんなものを提案するということ。


『発明』という『問い』に導かれるままに、商品をつくっていくということ。

当然、そこにお客さまの「願い」みたいなものを十分に盛り込んで。


年の瀬の、私たちを取り巻く状況がこんなにもしぼんでしまってからには

なってしまったのですけれど、いや、こんな状況にならないと、やはり

気付けないというか。。。

『問い』の大切さに気付かせて頂いた神様に感謝の思いを抱きつつ、

これから、新たな世界での商品開発に急ぎたいと思っています。

モダン、がんばります!

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